偽物、混ぜ物、着色のツバメの巣
偽物と混ぜ物に着色したツバメの巣
真贋判定の難しさ

今まで、さまざまな分析方法と真贋判定の認証方法が確立されてきましたが、これといった決め手はなく、食用ツバメの巣の品質監視のための公の方法はまだ確立されていないのが現状です。

化学的に処理された食用ツバメの巣と未処理の巣との違いは、ある程度のベテランだと繊維状になった巣の輝きによって容易に発見することができます。

本物か混ぜ物かを調べるもう一つの簡単な方法は、湿度の高い部屋に数日間そのツバメの巣を放置すると、混入したものがカビになり判明します。

混ぜ物されていない本物にはカビは出来ません。

ツバメの巣を光学顕微鏡で観察すると、本物の巣は半透明で、多くの規則性のある細かい織り合わさったテクスチャーが見られます。混ぜ物の巣は不透明で不規則な織り合わせや、粗いテクスチャーしかありません。

最近の試みとしての分析システムには、オリゴ糖のガスクロマトグラフィー - 質量分析 (GC-MS) フィンガープリント、微細構造の環境走査型電子顕微鏡 (ESEM)、および 食用ツバメの巣 の上皮成長因子 (EGF) のイムノブロッティングを適用することによる協調的なアプローチが含まれます。


その結果、本物の ツバメの巣 には 5 つのモノセスと EGF が存在することが確認されましたが、偽造 EBN には存在しませんでした。

よく混ぜられるものとして、寒天、キクラゲやブタの皮膚などがあります。