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食用のツバメの巣とは何?

ツバメの巣 正式名称
英名:Edible bird's nest 通称bird’s nest(バーズネスト)
食用の鳥の巣
Edible bird's nest is a nest made from the saliva of swiftlets
アナツバメの唾液分泌物で作られた食用の巣
海外では一般的にbird’s nest (バーズネスト)と言われています。
主な食べ物は昆虫です。
日本のツバメの巣

わたし達日本人がツバメの巣と聞いてイメージするのは家の軒下やビルの一角に藁と泥で作られた茶色いツバメの巣がほとんどですね。
写真で見ると一目で分かりますが、これは藁と泥で作られているので食用にはなりませんね。
一方、高級品である食用のツバメの巣は、特に超高級中華料理や高級漢方として利用されます。普段わたし達が日本国内で目にするツバメの巣とは種類が違います。
だけど、日本人のほとんどの方々はツバメの巣を食べる?と聞くと、日本のツバメの巣をイメージする人もいて困惑される場合もあります。
ところが、中国大陸や東南アジアでツバメの巣というと、ほとんどの方が白色系のツバメの巣をイメージします。そして、高い崖を命懸けで登って巣を採取するので、とても貴重で高価なものであるという認識と、体に非常によく美容にも良いという事を知っています。
現地では昔から体に良い、特に肺機能に良いと言われているので、高級漢方店ではツバメの巣を取り扱っています。また、楊貴妃が好んで食べた、宋美麗が好んで食べたという言い伝えから、美容にとてもよいという認識もあります。
食用のツバメ(燕)はどこに生息?

アナツバメの生息地
アナツバメの生息地域は南アジア、東南アジア、太平洋諸島と広く、国としてはインドネシア、タイ、マレーシア、ベトナム、ミャンマーなど沿岸部や内陸の洞窟などの高く暗い場所に生息しています。

どんな種類なの?

食用ツバメの巣の分類
食用の巣(edible bird’s nest)を作るアナツバメは、現在その形態学的特徴や巣の特徴、食べるエサや生む卵の数、(注1)反響定位機能による場所特定の能力により分類されています。
(注1)反響定位とは、自分が発した音が何かにぶつかって返ってきたものを受信し、その方向と音の遅れによってぶつかってきたものの位置を知ること。)
巣は何で出来ているの?

巣の成分
アナツバメは巣作りと繁殖期に、雄の舌下唾液腺量が2.5mgから160mgへと驚異的に増加し最大の分泌活性に達します。そして、2つの舌下腺から分泌される分泌物を巧に編み込んで巣を作ります。
巣の重さは、燕の体重の1〜2倍で、巣は母鳥とひな鳥のみを支えます。
また、巣の完成までの期間は、個体により変動しますが、およそ35~40日ぐらいです。

どこに巣を作るの?

生息環境
アナツバメは内陸または海辺の洞窟の垂直壁に分泌物を巧みに使って結合し巣を作ります。近年まで海沿いの島の洞窟内や高い崖、内陸部の洞窟内の高い壁面に作られた巣を採取するために、竹を利用して足場を作り、人がその足場を利用し危険を冒して採取していました。
どうして食べられるの?

高品質の食べ物
食用ツバメの巣の主な成分はタンパク質です。
そして、必須アミノ酸が含まれています。
もっとも豊富なアミノ酸は、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、およびバリンです。

ツバメの巣のニセモノって何?

真贋判定の難しさ
食用ツバメの巣は、昔からその効果と効能により特権階層に独占されてきました。また、当時は命の危険を冒して巣を採取していたので、大変貴重で高価なものでした。すると、どうしても偽物をつくり一儲けを企むものがでてきます。
世界中この偽物に惑わされています。
ツバメの巣研究所 概要
Edible bird's best Research Institute
ツバメの巣研究所
Director of Research Institute
MASAFUMI NAKANISHI
所長 中西 政文
Address
所在地
1-11-1 Kyoumachi Kanda Miyakogun FUkuoka Pre. JAPAN
福岡県京都郡苅田町京町1-11-1